明智光秀ロス
明智光秀ロスがひどい
AOMシーズン3が終了したので、このタイミングで個人的に明智光秀を推していきたい。
ニンジャスレイヤー、コンテンツとしてかなり息が長いがその内容の奥深さはさらに進化し続ける。
AOMシーズン3では明智光秀本人が登場する。
大河ドラマのあの明智光秀である。
明智光秀はニンジャで、4本腕でカナダのエドモントンをホンノウジと改名しネザーキョウという暗黒カラテ国家を作りインターネットを禁止する暴君だ。
シーズン開始から明智光秀は執拗に4本腕をアピールしてきた。これまでにも多腕のニンジャは出てきたが、よりによって明智光秀である。
アケチ・ニンジャが勝利し、オダ・ニンジャの肉体の一部を奪いました。
Akechi Ninja won and took a part of Oda Ninja's body.#ninja_fact— ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer (@NJSLYR) September 11, 2019
これが明智光秀が四本腕のニンジャである理由です。
This is why Akechi Mitsuhide is the ninja with four arms.#ninja_fact— ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer (@NJSLYR) November 9, 2020
燃え盛るホンノウジで織田信長とカラテし、腕を奪い取ったというのだ。
もうこれだけで常人には理解が及ばない。
麒麟がくるに合わせてきたのかと思えるぐらいのタイミングでこの情報でまずぶん殴られる。
しかしストーリーを進めるごとにその明智光秀が織田に異様に執着しているのではないか…そう推測されるようになっていく。
ヘッズからも本当に気持ち悪いよと思われるぐらいである。しかし明智自身は作中かなり無口で、ほぼ言葉は発せられない。
本文から読み解いて、推測でおまえ…まじかよ…という感情が最終章まで引きずられていく。
そんな状態を半年程度下ごしらえをしたところで、物語中盤のエスケープフロムホンノウジのエピソードで明智光秀is何が最高潮にまで高まる。
あまりにもカナダのホンノウジが異様な場所で、そこの君主が何を考えているのか、全くわからなくなるのだ。
しかし、最終章のタイラント・オブ・マッポーカリプス前半で明智光秀と織田信長の過去が明かされるにつれ、あまりにも明智光秀が魅力的なキャラクターに変化するのである。
手のひらクルーどころの騒ぎではない。
声に出したい忍殺語2020トップともいえるこの場面にたどり着いたとき、明智光秀への感情移入があまりにも高まりすぎるのである。
明智光秀の右ストレートが織田信長を襲う!「イヤーッ!」「グワーッ!」ストレート左!「イヤーッ!」「グワーッ!」右!「イヤーッ!」「グワーッ!」左!「イヤーッ!」「グワーッ!」「裏切り者めが!お前には死すらも生温い!イイイイヤアーーーーーッ!」「グワーッ!?」 31
— ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer (@NJSLYR) July 2, 2020
個人的な感想ではあるがネザーキョウの登場ニンジャは皆満たされない何かに飢えたキャラクターが数多く登場する。
祖国への思いが断ち切れないリディーマー
狂気の大英雄ザンマ・ニンジャ
戦功が欲しいマイトイカラス…etc
数え上げるときりがない。
類は友を呼ぶというが、最終章まで読み進めると、明智光秀も常に満たされない側のニンジャだったのだ。
それらのしがらみや感情を全部弾き飛ばし(受け止めない)、対等の立場で対峙し、我らが令和のニンジャスレイヤー、マスラダが見事にスレイする。
これはシーズン3は満たされない男、死場を間違えた男たちへのスレイによる救済の物語とすらいえる。
シーズン3はニンジャスレイヤーがナーフされた状態からスタートするので、シーズン3から読んでも構わない。
ニンジャスレイヤー独自のニンジャ真実にぶん殴られながら読み進めていくと、最終的に明智光秀はなんて魅力的なキャラクターだったのか…
そう思わせてくれるだろう。